ヒカリマル製作所
トリプティック
T R I P T Y C H
28枚のカードで、3つのカードゲームを遊ぶ。
20世紀末、パリ。
モネ、ゴッホ、フェルメール——
3人の巨匠が遺した絵画24点。そこに紛れ込む3枚の贋作と、たった1枚のモナ・リザ。
コレクションの熱に駆られる画廊街。指先で値を決める競売場。沈黙の中で真贋を見極める鑑定室。
めくる、競る、見破る。
同じ28枚の絵画で、3度別の物語が始まる。
C O M P O N E N T S
内容物(カード32枚)
| ルールカード | 4枚 |
| 絵画カード | 28枚 |
| モネ(赤) | 8枚 |
| ゴッホ(黄) | 8枚 |
| フェルメール(青) | 8枚 |
| 贋作カード(各画家につき1枚ずつ) | 3枚 |
| モナ・リザ | 1枚 |
H O W T O C H O O S E
遊び方
遊ぶゲームを選んで、対応するルールカードを参照してください。
好みで選ぶ
| ゲーム | こんな気分 |
| ギャラリーラッシュ | 運と度胸で勝負 |
| フィンガーオークション | 戦略・読み合い |
| ディテクティブアイ | ブラフと駆け引き |
メカニクスで選ぶ
| ゲーム | メカニクス |
| ギャラリーラッシュ | プッシュユアラック |
| フィンガーオークション | オークション・バッティング・セットコレクション |
| ディテクティブアイ | ブラフ・心理戦 |
このページは、印刷されたルールカードの内容をそのまま掲載し、紙面の都合で省略した細かな裁定や用語を補足するものです。カードの文字が小さくて読みづらい時にもご利用ください。青い囲み=補足説明です。
Ⅰ
ギャラリーラッシュ
G A L L E R Y R U S H
プレイ人数 2〜4人プレイ時間 10〜20分使用 28枚
画廊街で掘り出し物を探すコレクター。
探索で手堅く探すか、指名に賭けるか——
誰よりも早くコレクションを完成させろ!
ゲームの流れ
手番ごとに「探索」か「指名」を選んで山札からカードをめくり、コレクションに絵画を集める。
用語キープ=手番中にめくった絵画を一時的に置く場所。「確定」すると自分のコレクションへ移り、バーストすると全て捨札になる。コレクション=獲得が確定した自分の絵画。勝利条件はコレクションで判定する。
勝利条件
- コレクション7枚以上集める
- 同じ画家4枚以上集める(モナリザは任意の画家として扱える)
- 指名で「モナ・リザ」を宣言して成功する
誰かが勝利条件を達成したラウンド内でまだ手番をしていない人が全員手番を終えるまでゲームを続ける。同ラウンド内で複数人が達成した場合にはコレクション枚数の多い順に順位をつけ、同枚数なら引き分け。
補足勝利条件のチェックは、確定でコレクションに加えた時、または指名が成功した時に行う。
準備
- 28枚の絵画をシャッフルして山札にする。
- 適当な方法でスタートプレイヤー(SP)を決める。
- SPから時計回りに手番を行う。
手番で行うこと(時計回り)
手番の最初に「探索」か「指名」を選ぶ。
探索
山札を1枚めくり、キープに置く。
- めくった絵画がキープの画家と被っていない場合、「続行(もう1枚めくる)」か「確定(キープをコレクションへ移して手番終了)」を選ぶ。
- めくった時にキープに同画家の絵画がある場合は、キープの絵画を全て捨て札にして手番を終了する。
- 贋作を引いた場合、キープを捨て札にし、対応する画家の絵画をコレクションから全て捨て札にして手番終了。
※モナ・リザを引いた場合、キープの絵画をコレクションに加え、手番を終了する。
指名
1度だけ、「画家名」「贋作」「モナ・リザ」のいずれかを宣言し、めくった絵画に応じて処理を行う。
| 宣言したもの | めくったカード | 結果 |
画家名 モネ/ゴッホ/フェルメール いずれかの画家名を宣言 |
○ 同じ画家の絵画 | コレクションに追加 + 山札を2枚引いて追加(引いた贋作は捨札、ペナルティなし) |
| × 違う画家の絵画 | そのカードを捨札へ |
| × 贋作 | そのカードを捨札へ + 宣言した画家のコレクションを全て捨札(贋作ペナルティ) |
| ※ モナ・リザ | コレクションに追加 |
贋作 「贋作」とだけ宣言(画家名の宣言は不要) |
○ 贋作 | 他プレイヤー全員から1枚ずつ奪取(奪う側がカードを指定/相手のコレクション0枚なら奪えない) |
| × それ以外 | そのカードを捨札へ |
| モナ・リザ |
○ モナ・リザ | 即勝利 |
| × それ以外 | そのカードを捨札へ |
引いた贋作は常に捨札にし、捨札に贋作が3枚揃った瞬間、捨札をすべて山札に戻してシャッフルする。
戦略のヒント
- 序盤は探索が安全。3画家いるので、キープで被る確率は低い。
- 同じ画家を2枚コレクション済みなら、指名でセット完成を狙う。
- 捨札は常に表向き。山札に何が残っているか推測できる。
- 「モナ・リザ」の指名は、山札が少ないほど的中率が上がる一発逆転手段。
Ⅱ
フィンガーオークション
F I N G E R A U C T I O N
プレイ人数 2〜4人プレイ時間 10〜20分使用 28枚
競売場の卓に、名画7枚が並ぶ。
「せーの」——一斉に上がる指の本数が、このオークションの全てを決する!
相手の手を読んで多くの絵画を落札しろ!
ゲームの流れ
全4ラウンド。毎ラウンド山から7枚を場に公開し、全員が指で枚数宣言でオークションを行う。4ラウンド終了後に画家別の得点を合計し、点数が最も高い人が勝利。
得点計算
| 画家 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| モネ 2人 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 | 45 |
| モネ 3〜4人 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 |
| ゴッホ | 3 | 6 | 9 | 12 | 15 | 18 | 21 | 24 | 27 |
| フェルメール | 0 | 8 | 0 | 16 | 0 | 24 | 0 | 32 | 0 |
※モネはプレイ人数によって変動 / ※同点の場合には所持枚数が少ない方が勝ち
表の見かたその画家を集めた合計枚数に対応する点数。例:3〜4人プレイでモネを4枚なら8点、フェルメールを3枚(奇数)なら0点・4枚なら16点。
特殊カード
- 贋作:終了時、対応する画家の枚数を −1枚で換算。(※得点はマイナスにはならない)
- モナ・リザ:得点計算時に任意の画家の絵画として計算。
補足モナ・リザの色は得点計算の直前に宣言し、最も得をする画家として数える。
準備
- 28枚すべてをシャッフルして山札にする。
- 山札から7枚を表向きに公開してラウンド1を開始する。
ラウンドの流れ
- 山札の上から7枚の絵画を表向きに場へ並べる。
- 掛け声と同時に、全員が右手で指1〜5本を宣言。(3人以上が同数被りの場合は再宣言を行う)(※ラウンド参加者が2人の場合は2人用ルールを適用する)
- 誰とも被らずに、最少の人が落札し、場から宣言枚数の絵画を好きに選んで獲得し、そのラウンドから抜ける。
- 残った人で残りカードに対し再度オークションを行う。参加者が1人になった場合は場の残った全てのカードを強制的に全て獲得する。
- 場のカードがなくなったら、次ラウンドへ移る。
補足「誰とも被らない最少」が落札者。例:宣言が 1・2・2・3 なら、被った 2 は無効になり、被っていない 1 と 3 のうち最少の 1 を出した人が落札する。
2人ルール(2人プレイ/3〜4人で残り2人になった時)
- 宣言時に同時に両手を公開。右手で獲得したい枚数を宣言し、左手で妨害したい枚数を宣言する。
- 相手の左手と右手の数字が被ってしまった場合に、右手の数字が無効になる。
例:PL1が右3・左3、PL2が右3・左4 などの場合、PL2の右3が無効になり、PL1が3枚の絵画を獲得できる。
- 両方ブロック・完全一致などでどちらも取得しなかった場合は再度オークションを行う。
- 2人のオークション時、同ラウンド内で自分の右手は直前のオークションと同じ数を出してはいけない。(左手は連続で同じ数を宣言してもOK)
Ⅲ
ディテクティブアイ
D E T E C T I V E E Y E / A T T R I B U T E E Y E
プレイ人数 2〜4人プレイ時間 10〜20分使用 24枚+贋作
このゲームは「ディテクティブアイ」「アトリビュートアイ」どちらの名前でも構いません(説明書と箱・公式で表記が分かれていますが、同じゲームです)。
鑑定室の卓に、伏せられた絵画が並ぶ。
一枚でも外せばそこで終わり。
勝者は、最も鋭い審美眼を持つ者。
ゲームの流れ
各プレイヤーは手札から絵画をセットするか、場に伏せられた絵画の宣言を選択する。間違えないように、宣言を当てて手札を減らしていくことを目指す。
勝利条件
- 通常勝利:手札を1枚にしたプレイヤーが即勝利。
- 強制終局:場サプライの贋作カードが0になった瞬間、贋作所持枚数最少のプレイヤーの中で、手札が最も少ないプレイヤーが勝利。
準備
- 贋作3枚を場の中央に配置する。
- ゴッホ、モネ、フェルメールの絵画24枚をシャッフルして山札にし、各プレイヤーに手札を5枚ずつ配布。
- 全員、時計回りに手札2枚を左隣のプレイヤーに渡す(1回のみの単方向ドラフト)。
- 適当な方法でスタートプレイヤー(SP)を決める。最初のラウンドは任意SPから時計回り、2ラウンド目以降は前回チャレンジを行った人の次の人がSPになる。
※モナ・リザは、このゲームでは使用しない。
ラウンドの流れ
各プレイヤーが手札から1枚を選んで自分の前に裏向きで横並びに置き、SPから順番に手番を行う。
手番でやること(パスは禁止、「配置」か「宣言」を必ず選ぶ)
- 配置:場に手札から絵画1枚を裏向きで伏せる。
- 宣言:「画家名+枚数」(例「モネ3枚」)を宣言する。
誰か1人が宣言を行った後、全員がパスするまでオークション形式で宣言の入札を行う。入札時には、枚数を増やして宣言する必要がある。(宣言対象の画家は変えてもよい)
全員がパスしたら最高枚数の宣言者がチャレンジを行う。
※場に伏せられた絵画の枚数を超える枚数の宣言は禁止。
チャレンジ
宣言した画家と異なる絵画がめくられるか、宣言枚数の絵画をめくるまで、場に伏せられた絵画を1枚ずつめくる。
宣言した枚数分、宣言画家の絵画がめくれた場合には成功し、めくったプレイヤーの人数分の絵画を手札から捨てる。
※例:5枚当てても、めくった対象が2人なら2枚のみ。自分自身も対象。
失敗時のペナルティ
- ミスカウントを+1する。ミスカウントが2になったら、場から贋作を1枚受け取り、ミスカウントをリセットする。
- 贋作を持っているとき、チャレンジ成功で手札を捨てる時に、代わりに同じ枚数の贋作を場に戻す必要がある。
補足ミスカウントはプレイヤーごとに累計。2に達した時だけ贋作1枚を受け取りリセットされる。
贋作返却の例:贋作を2枚持っていて3枚成功した場合、先に贋作2枚を場へ戻し、残り1枚分の手札を捨てる(=贋作を抱えるほど手札が減らせず、通常勝利が遠のく)。
ラウンド終了処理
チャレンジ終了で、配置されたカードを手札に戻す。